相談者:女性(30代)
傷病名:うつ病
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約1,600,000円
相談時の相談者様の状況
高校卒業後、実家を出て兄と一緒に暮らしていた。アルバイトを始めたが、自分の思い描くような形で事が進まず、次第に抑うつ気分・不安・情緒不安定・過食・不眠が現われ、すぐに辞めた。心配した母親に同行してもらい、A精神科クリニックを受診「うつ病」と診断され、薬物療法とカウンセリングを受け2週に1回通院した。日常生活の支援・援助を母親に受け、アルバイトするもすぐに退職を繰り返しました。その後も「うつ病」の為、継続的に薬物療法とカウンセリングを受けた。信頼していた友人から裏切られ、憂うつ気分が増大し、不安・情緒不安定・拒食・希死念慮が強くなり、Bメンタルクリニックを受診「うつ病」と診断された。1カ月に1回通院し、治療を行っていたが、数カ月後に急に身体が動かなくなった。C総合病院に救急搬送され、「うつ病」「うつ病からくる摂食障害」と診断され、入院を勧められたが、入院を拒み自宅で母親に介護してもらった。母親からの支援・援助を受けて生活していたが、その後も何度か救急搬送され、実家に戻った。実家近くのDメンタルクリニックを受診「うつ病」と診断され、週に1回通院した。この頃、体重が成人女性の平均体重の3分の2ほどで、階段の傍で意識を失い転落、頸椎骨折・頭も縫うほどの大けがを負った。この事故以来、家から一歩も出られず、トイレすら自分で行けなくなり、通院もできず母親が代行して薬をもらいに行っていた。徐々に通院も車椅子とタクシーを利用して、行けるようになるまで回復、2週間に1回、母親に同行してもらい通院しているが、通院以外では外出困難な状態が続く中で、来所された。
相談から請求までのサポート
元々相談者様はご自身で「摂食障害」で障害年金を申請され不支給となっていました。ドクターから「摂食障害」の病名で受給できると聞いて申請されたそうです。しかし現在は「摂食障害」のみの病名では受給は厳しくなっております。話を伺うと相談者様は以前から「うつ病」と診断されており、強いうつ症状を呈しているように感じたため、改めて「うつ病」の病名で申請を進めさせていただきました。
結果
障害基礎年金2級の受給が決定し、年間約780,000円が支給されることになりました。
精神疾患で障害年金の受給を検討している場合、対象の病名が限られており、どんなに症状が重くても病名によって不支給となることもあります。年々、受給要件は厳しくなっており、以前は受給対象だった疾患でも現在は対象外ということもあります。そしてそのことを医療に従事している方がご存じでないことも少なくありません。
初回は無料で面談を行っていますので、お一人で悩まずぜひご相談ください。