相談者:男性(60代)
傷病名:右被殻出血
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約1,600,000円
相談時の相談者様の状況
午前中はまったく兆候がなかった。夕食時、スプーンを持った手が震え、制御できず、座位が保てなくなった。ソファーから崩れ落ち、妻からの問いかけはわかるものの、うまく反応できなかった。救急搬送、A総合病院に着いた頃にはしゃべることができなかった。MRI・CT・血液検査の結果、「右被殻出血」と診断された。手術を受け、入院中毎日リハビリを受けた。発症から1カ月弱後にBリハビリ病院に転院して入院生活を送りながらリハビリを頑張った。医師の指示で、家をバリアフリーに改築し、退院。その後はA総合病院に2カ月に1回通院し、薬物療法を受けながら経過観察を行った。発症1年後には半年に1回の通院となった。補装具なしでの立位は不可能で、補装具をつけても立位保持は5分が限界。歩行には杖が必須。入浴や着替えに一部介助が必要で、妻に多くの支援を受けながら生活を送る中で来所された。
相談から請求までのサポート
相談者様は発症9カ月後にご自身で障害年金の申請をされ不支給と判定されました。不支給判定された後にインターネットで当センターを見つけてくださり電話で問い合わせ、面談させていただきました。例外はあるものの、障害年金は1年半後の障害認定日の状態を基準に審査することをお伝えしました。相談者様が持参されたご自身でお書きになった病歴申立書を拝見したところ、相談者様の病状をしっかり反映できているとは言い難く、ご契約いただけたので、障害認定日に合わせて申請できるように準備を始めました。
結果
障害基礎年金2級の受給が決定し、年間約780,000円が支給されることになりました。
脳梗塞等で麻痺が残った場合、リハビリ等を受けておらず症状が固定したとみなされれば発症半年後を障害認定日とします。相談者様の場合はリハビリを頑張っておられたため、発症1年半後を待って申請させていただきました。
また相談者様は昭和36年4月2日以前のお生まれであり、生年月日に応じて、報酬比例部分(老齢厚生年金)のみ受給したのち、報酬比例部分(老齢厚生年金)+定額部分(老齢基礎年金)の受給となります。しかし障害者特例で報酬比例部分を受給できる年齢で一緒に定額部分も受給できるようになり、繰り上げ受給で年金額を減らすことなく早い段階で老齢年金を受給することが可能となります。相談者様はお仕事をされていないタイミングでの発症だったため、障害年金は基礎年金のみの受給となりますが、障害年金の受給申請を行うことにより、より早く多く老齢年金を受給できるようになります。
初回は無料で相談を行っておりますので、お一人で悩まずぜひご相談ください。