相談者:男性(50代)
傷病名:肺気腫・慢性閉塞性肺疾患
決定した年金種類と等級:障害厚生年金1級
支給月から更新月までの総支給額:約3,500,000円
相談時の相談者様の状況
工場で派遣社員として働き、会社の寮に住んでいた。体調不良で会社を休みがちになり、心配した上司が見舞った際、寝込んだ状態で息苦しそうにしているところを発見、救急搬送。食事も摂れておらず検査の結果「脱水症・肺気腫」と診断され即日入院となった。点滴投与で脱水症は改善した為、翌日退院。肺気腫については経過観察となった。上司から仕事を継続するのは難しいと判断され、派遣契約終了。退職後は兄弟の家に居候することになった。4時間だけのパートに出掛けたものの身体がしんどくなり時間を減らしたが、結局続ける事ができなかった。インフルエンザにかかり、その後呼吸が苦しくなり歩行にも支障が出たため、別病院を受診「重度の肺気腫」と診断され、普通の人の肺の3分の1しか機能していないと説明を受け、薬を処方された。病院が家から遠かったため、近医を受診「肺気腫」と診断され、定期通院し薬を処方してもらっていた。少し動くだけでも呼吸が苦しくなりドクターより専門医を受診するよう言われ紹介状を渡され、専門医がいる総合病院を受診「肺気腫・慢性閉塞性肺疾患」と診断され、月1回の通院となった。病院より酸素吸入を勧められ在宅酸素吸入を開始。酸素吸入をしていないとトイレに行くだけで「ゼーゼーハーハー。」言うような状態だった。風邪をひいたのがきっかけで、意識が朦朧とし呼吸もおかしくなり、家族により救急搬送、「慢性閉塞性肺疾患急性増悪」でそのまま入院、ICUで気管挿入し治療を行ったものの5日間意識がなかった。意識が戻ったものの夜中に呼吸困難の発作で白目をむいて重篤な状態になった。急激に血圧が下がり呼吸が一度止まったが、徐々に回復した。医師からは、いつ呼吸困難になるかわからないと言われており、感染を起こさない事と現在の状況を維持するようにとアドバイスを受けている。自宅に戻れる状態ではない為転院を繰り返しており、医師からは予後数年と告げられている。
相談から請求までのサポート
ご本人はずっと入院生活を送っておられ、同居されているご姉弟が当センターをインターネットで探して電話をくださり面談させていただきました。ご本人は療養中で酸素療法をかかせない状態だったためご姉弟から状況を聞き取りさせていただき申請いたしました。
結果
障害厚生年金1級が決定し、年間約1,800,000円もの年金が支給されることになりました。
入院中や療養中で当センターにお越しいただけない場合も、ご家族から聞き取りを行ったり病室に聞き取りに伺ったりすることが可能です。無料面談を行っておりますので、お一人で悩まずぜひご相談ください。