相談者:女性(30代)
傷病名:うつ病
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約2,000,000円
相談時の相談者様の状況
幼少期から家族仲がよくない家庭環境で育った。父も母も威圧的に関わる人で、小学校のときより自傷行為があった。中高生で自傷行為は悪化、母に精神科受診を希望しても強く反対され、受診は叶わなかった。看護師になるべく大学に進学するも慢性的な抑うつ状態に苦しんだ。看護師として総合病院に就職したが、父のような威圧的な患者が怖くて仕方なかった。体重減少やミスが増加し、上司から精神科を受診するよう勧められた。Aメンタルクリニックでは自身の話を泣きながら説明し「うつ状態」と診断された。休職し治療を継続する中で「うつ病の疑い」と診断されたが、母に診断を伝えると精神科受診をすぐさま止めるよう指示され、通院は自己中断となった。復職できず退職となり、倦怠感・疲労感・無気力状態からひきこもり生活となった。希死念慮のため自殺未遂を数度起こし、再就職できず、しかし10年以上通院が途絶えていた。慢性疲労症候群を疑い、治療してくれる病院を探し受診したところ、精神科受診するよう強く勧められた。Aメンタルクリニックを再受診、「うつ病」と診断され治療を再開することになった。長年の病歴で家族も病状を理解してくれるようになり、通院送迎などの支援援助をしてくれるようになった。就労は困難な状態が続く中で面談を行った。
相談から請求までのサポート
ひきこもり生活が長く、外出できないとのことで相談者様の御自宅で出張面談させていただきました。Aメンタルクリニックでの治療歴が5年以上空いていたため、その間も症状が続いていたことを具体的に申立て、申請いたしました。
結果
障害厚生年金2級が決定し年間約1,000,000円が支給されることになりました。
障害年金上は5年以上治療・服薬等がなく日常生活を送ることができていた場合、社会的治癒とみなされます。相談者様の場合、10年以上治療歴が空いておりAメンタルクリニックの再受診日が初診日と審査される可能性がありました。Aメンタルクリニックの初診日は厚生年金に加入、再受診日は国民年金に加入しており、また通院歴は空いていたものの症状は継続していました。社会的治癒は成り立たない状態であったことを申立てることにより、障害厚生年金での受給が可能となったケースです。当センターでは相談者様がより有利な形、望む形での申請を目指しております。
初回は無料で行っていますので、ぜひご相談ください。