相談者:女性(40代)
傷病名:統合失調症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級
支給月から更新月までの総支給額:約3,600,000円
相談時の相談者様の状況
元々人目が気になり過緊張となるタイプで、鬱々とした気分が晴れることはなく過ごしていた。20代の頃から幻聴、被害的な妄想が出現するようになった。結婚しても気分の浮き沈みがあり、月経前には症状は悪化、しかし夫には精神不調を理解してもらうことはできず罵倒されていた。離婚となり、子どもを連れ実家に戻ったものの、実家でも精神不調を抱えた家族がおり、お互いの不調に同調してしまう悪循環に陥った。幻聴・幻視・被害妄想が悪化、発狂しているところを実母が発見し、母親同伴でAメンタルクリニックを受診、初診時にも取り乱していたため、統合失調症に近い「不安障害」と診断され治療を開始。生きていくために就労するも続けることができず職を転々とし、家では子育ても身のまわりのこともできず実母を頼った。主治医先生が代わり、「統合失調症」と診断され、治療を継続しているが、幻聴症状は消失せず、薬に依存し、妄想と現実の区別がなかなかつかない状態で母親に連れられ来所した。
相談から請求までのサポート
主治医先生が社会資源に対しご理解の厚い先生であり、相談者様も主治医先生に障害年金の話をお聴きになり、当センターに相談、面談させていただきました。相談者様は初診から現在までAメンタルクリニックを継続通院しているものの、障害認定日頃は「不安障害」と診断されていました。主治医先生が代わり、診断名も代わっているパターンです。現症日申請を行い、受給決定されたタイミングで、認定日請求が可能かどうか現主治医先生と相談し、認定日頃の診断書も「統合失調症」の診断名で診断書を作成いただき、申請致しました。
結果
障害基礎年1級が決定し、お子様の加算もついて年間約1,200,000円が支給されることになりました。また障害認定日の状態も障害年金1級の状態と認められ、遡及分として時効分を除く5年分にあたる約6,000,000円が一時金として支給されました。
障害認定日の頃は主治医先生が違っており「不安障害」の診断名で治療を行っておりました。不安障害は障害年金の審査対象外疾病のため申請を見合わせておりましたが、現主治医先生は相談者様を「統合失調症」と診断し治療を行っており、当時も「統合失調症」と診断して差し支えないとの御判断をされていました。現主治医先生のご協力のもとで「統合失調症」での診断書を作成いただき、認定日請求も行うことができました。
初回は無料で行っていますので、ぜひご相談ください。