相談者:男性(20代)
傷病名:自閉スペクトラム障害、うつ病
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約1,600,000円
相談時の相談者様の状況
出生時は特に問題なく歩行や発語も遅れはなかったが、人見知りが激しく癇癪が気になった。大人しい性格で、相手から誘ってもらわないと輪に入れず、周りよりワンテンポ遅い子だった。市立小学校に入学、高学年の頃に父親の仕事の関係で海外に移住、日本人学校に通った。中1の途中で日本に帰国し、市立中学校に転入したが周りに馴染むことができず、イジメに遭うようになった。中1の後半から不登校になり、A総合病院を受診、「自閉スペクトラム障害」と診断され通院するようになった。高校受験もできず、外出困難でひきこもり何もできない生活を送った。Bメンタルクリニックを受診、「ASD」と診断され、通院拒否があったため母親が手を妬いてなんとか1年ほど通っていたものの、その後は5年以上通院していなかった。その間も入浴や整容はできておらず、日常生活のすべてにおいて家族の支援援助を必要としていた。本人に手の痺れが出現したため、母親同伴でA総合病院を再受診、「自閉スペクトラム障害及び強迫性障害」と診断された。手の痺れが落ち着くとまた通院拒否がおこり通院は途絶えた。往診可能な病院を探したがどこも受け入れてくれず、母親が単独でCメンタルクリニックを受診、ドクターに状況を伝えながら受診に繋がるよう働きかけた。しばらく母親のみの受診を続け、母親に連れられ本人もCメンタルクリニックを受診、「うつ病」と診断され、社会性や対人能力、理解力の顕著な低下を指摘された。通院以外、寝たきりの状態の中、両親が来所された。
相談から請求までのサポート
相談者様の将来を心配したご両親が電話で問い合わせ、面談させていただきました。A総合病院で受診状況等証明書を記載いただきました。相談者様は20歳の誕生日前後(障害認定日頃)は病院を受診されておらず、またCメンタルクリニックを受診して初めてうつ病と診断され、それ以前は発達障害のみの診断だったため、Cメンタルクリニックで現症日の診断書をご記載いただきました。
結果
障害基礎年金2級の受給が決定し、年間約780,000円が支給されることになりました。
発達障害の診断のみだと3級に該当する可能性が高く、その診断名のみで申請を行うと、相談者様のように障害基礎年金での申請の方は不支給となってしまう可能性が高くなります。抑うつ傾向が出ておられる場合、診断書にうつ病も記載していただけるかドクターと相談させていただいております。
初回は無料で面談を行っております。お一人で悩まず、ぜひご相談ください。