相談者:男性(50代)
傷病名:右上葉肺がん
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約3,000,000円
相談時の相談者様の状況
微熱が続き、首筋が腫れ全身の気だるさが気になり、風邪だと思い、内科を転々とするも原因がわからずにいた。Aクリニックを受診、触診してもらい、頸部リンパ節にしこりや瘤を確認され、呼吸器系の病気もしくは更に下部の病気を疑われた。B総合病院耳鼻咽喉科を紹介され受診、検査を受けるも喉に異常なく、血液または肺癌の可能性があると告げられた。B総合病院呼吸器内科を受診し肺の生検を受け、「肺がんステージ4」と診断を受けた。セカンドオピニオンとしてC総合病院を受診、原発巣・肺内転移・右前頭葉の転移を診断された。B総合病院で治療を開始しようとするも入院手術施設の空きがなく、D総合病院に転院、入院。仕事を長期休職し、抗がん剤治療を行っていたが、リンパ節等に転移が見つかり、しかし手術できないと告げられた。抗がん剤治療を終え、しかし体調が戻らず入退院を繰り返していたが、入院中に痙攣発作が発生し「側頭葉てんかん」と診断され薬物治療を開始。Aクリニック受診からおよそ1年後に脳への転移が見つかり、脳への抗がん剤治療ができるC総合病院に入院し別種類の抗がん剤治療開始(治療中に障害認定日を迎える)。闘病生活を続けており、近距離を杖でなんとか歩行できる状態で抗がん剤の副作用に苦しんでおられる中、来所された。
相談から請求までのサポート
障害年金の存在をお知りになり、インターネットで検索されていたとき当センターを見つけてくださり電話で問い合わせ、面談させていただきました。相談者様はがんが障害年金の支給対象になるのか半信半疑でしたが、どのような状態であれば支給対象になるのかお伝えし、相談者様が該当していることを確認し、申請の意思をお持ちだったため申請の準備を始めさせていただきました。Aクリニックを受診する前にもいろいろな内科クリニックを受診し、Aクリニックでもがんとしての診断はされておらず、初診日証明をどの病院ですべきか考えました。Aクリニックにお話をさせていただいたところ、がんを見つけられなかったことを詫びてくださり初診日証明に協力してくださいました。障害認定日より以前に休職され、障害認定日頃にも入院生活を送っておられたため、「血液・造血器・その他の診断書」で診断書を2枚作成し、認定日請求と現症日請求を行いました。
結果
障害厚生年金2級が決定し配偶者加算がつき、年間1,500,000円が支給されることになりました。また遡求分で約1,500,000円が一時金として支給されました。
初診病院を特定することが困難なケースも少なくありません。その場合、どのような理由で初診病院としてお願いしているのかドクターとお話させていただくこともあります。
相談者様のように通院や治療歴が複雑でもお話をゆっくりうかがうことによって、より審査に通りやすい事実に基づいた形で申請を行う努力しております。
初回は無料で面談を行っておりますのでお一人で悩まずぜひご相談ください。