相談者:女性(50代)
傷病名:両変形性股関節症
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給月から更新月までの総支給額:約1,200,000円
相談時の相談者様の状況
かなり前にいろいろな整形外科を受診していたが、定期的に通うことなく受診していない期間が5年以上となっていた。専門職の仕事をしていたときに腰と左股関節が痛くなり、市販薬でごまかしながら生活していたが、耐えきれず仕事を配置換えしてもらった。それでもよくなることはなく、近所の整形外科を受診、「両変形性股関節症」と診断され、薬物療法を受けていた。医師のアドバイスで専門職から事務職に転職したものの、痛みはますます強くなり、人工股関節手術の実績が多数ある病院に転院、そこでも「両変形性股関節症」と診断された。左人工股関節置換手術を行い、リハビリをし、退院。定期検診も1年に1回となり、杖をつきながらも日常生活はこなせていた。しかし数年経つと腰や手術を行った左股関節が痛むようになり、次第に右股関節にも痛みが出るようになった。足が上がりづらく、つまずいて転んで26針縫う大けがにつながることもあった。今までとは別の病院を受診し、そこでも「両変形性股関節症」と診断され、近い将来に手術が必要と説明を受けた。鍼灸院と市販薬で痛みを和らげていたが、痛みで歩行困難になり、以前手術を行った病院に再度受診し、経過観察となっている。
相談から請求までのサポート
当センターをネットで検索され電話で相談いただき面談となりました。ご本人は、初診がかなり前のため駄目で元々という気持ちで相談にいらしたそうです。かなり前にいろいろな病院を受診していたもののどこを受診したか覚えておられませんでした。5年以上前から受診していないことから、直近で初めて受診した病院のドクターと面談を行い、上記の場合は社会的治癒の状態であると説明しました。その結果、ドクターに理解いただきその病院を初診日にし、申請することができました。
結果
障害厚生年金3級が決定し、年間約600,000円もの年金が支給されることになりました。
両変形性股関節症で苦しんでおられる方は多くが長期間苦しんでおられます。また病名に「先天性」とついていると20才前からの障害とみなされることがあり、そうなると障害年金2級以上と審査されなければ年金は受給できません。初診日や病名をはっきりさせることが必要となってまいります。
ドクターとの話し合いにも同席することは可能です。お一人で悩まずぜひご相談ください。