相談者:女性(40代)
傷病名:うつ病
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約2,400,000円
相談時の相談者様の状況
専業主婦として子育てに専念していた。家族で長距離ドライブを楽しんでいたところ、渋滞に巻き込まれ、朝からの体調不良も重なり、初めてパニック発作が起きた。当時はパニック発作であることもわからず、A総合病院へ救急搬送。診察・治療を行い、「過呼吸」と診断された。別日に家族でバスに乗車したところ、途中で気分が悪くなり下車したものの動けなくなりB総合病院へ救急搬送。「パニック症」と診断され、心療内科受診することを勧められた。C精神科クリニックを受診し診察を重ね、「うつ病」と診断、安静にするよう指示され、子どもは義両親が面倒を見た。自宅療養をしていたが、何度か過呼吸・パニック発作がおこった。イレギュラーなことが起こると体調を崩し寝込んでしまい、子育てにおいて義両親を頼らざるをえない自身を許すことができず、消えていなくなりたいという思いを抱えながら来所された。
相談から請求までのサポート
相談者様が通われていたC精神科クリニックのドクターより障害年金の説明と当センターの存在をお聞きいただいたとのことで電話をいただき、面談させていただきました。相談者様はうつ病で申請するということでC精神科クリニックが初診病院だと思われていました。ゆっくり状況を説明していただいたところ、A総合病院が初診病院に該当するであろうと判断し、救急搬送で1回のみの受診でしたがA総合病院に受診状況等証明書を書いていただきました。初診日から1年7カ月のときに当センターに来所されたため、C精神科クリニックに認定日の時期の診断書の作成を依頼しました。相談者様はパニック発作等がでていないときはご自身でなんでもできると考えておられ、ご家族様の見解と大きくズレが生じていたため、ご家族の見解も考慮していただいた診断書を作成いただき、認定日請求を行いました。
結果
障害基礎年金2級が決定し、お子様の加算がついて年間約1,200,000円が支給されることになりました。
「うつ病」等の精神疾患をお持ちの方が障害年金を申請しようとする場合、別症状で病院受診をされているケースが少なくありません。その場合、精神疾患が原因となって現れたと考えられる症状で受診した最初の病院が初診病院となります。
またご本人とご家族では見解にズレがあることもあり、ご本人だけでなくご家族の見解を反映した診断書と病歴申立書に仕上がるように努力しております。
初回面談は無料で行っておりますので、お一人で悩まずぜひご相談ください。