相談者:女性(50代)
傷病名:高血圧性脳内出血(左視床出血)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給決定の年金額:1,420,000円(年額1,185,208円/加算額234,792円)
相談時の相談者様の状況
トラックの運転手をされていましたが、ある時、突然右半身の脱力で運転操作ができなくなり救急搬送されました。4日間のICU治療を経て、転院後も車椅子生活となりました。リハビリの成果もあり、現在は杖歩行ができるまでになり、通院を続けながら事務職で復職ができましたが、トラックの運転手に戻ることはできませんでした。
利き手が使えず、うまく呂律が回らないことがあるなど日常生活では多くの場面で制限を受けているものの、復職できたため障害年金の対象にはならないと思っていたところ、以前当事務所で障害年金受給された方からのご紹介でご相談に来られました。
相談から請求までのサポート
歩行困難のため配偶者様とお越しになられました。転院が多く、診断書などの書類集めに時間と労力を要する事案でしたが、杖歩行であることなどをしっかり主治医に伝え、比較的スムーズに書類を取得できました。ご自身では、申請に当たり要件・認定要領がわからず、又、ご体調の状況から考えても取得は難しかっただろうと推察されます。
障害認定日では障害等級に該当しないと考え、受診がないために事後重症での請求となるため、早く請求しなければならず、当事務所でお引き受けできたことでより早い段階での請求が可能となりました。
結果
障害厚生年金2級の受給が決定しました。
障害認定日では障害等級に該当しなかったことや現在復職できていることから、ご本人様は障害年金を諦めておられたため、非常に喜んでいただきました。
自身のご判断で障害年金を受給できないと考えておられる方が多くいらっしゃいますが、一度専門家である当事務所に相談していただければ受給できる可能性があります。どのような方が障害年金を受給できるのかの周知の重要さを改めて感じた事案でした。