相談者:女性(40歳代)
傷病名:線維筋痛症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給決定の年金額:1,285,584円(年額816,000円/加算額469,584円)
遡及請求:1年分1,252,400円(795,000円加算額457,400円)
相談時の相談者様の状況
2人のお子様を抱えかつ育児に大変な日々を送られていました。ある日思い当たる節もなく、左腹部が痛み出しました。様子見をしていますと、左肩に激痛が走り、後頭部にも激しい痛みが出現し、疼痛で起き上がることが苦痛になるほどの症状となりました。夫に連れられて個人内科を受診しました。内科での検査をし、その後半年ほど通院されましたが、原因が特定されずに、大学病院へと紹介となり、様々な検査の結果、消去法から「線維筋痛症」と診断されました。歩ける状況ではなく、夫に連れられ、当事務所まで障害年金のご相談にお越しいただきました。
相談から請求までのサポート
初診がかかりつけの内科であり、病名がついておらず、初診日の確定を内科が渋り難航いたしました。内科のドクターと面談を重ね、疼痛の診断がついた日にちを初診日とし、遡及請求も可能となりました。全身の倦怠感、全身の疼痛、最大16か所以上の圧痛点、強いこわばみの為に重いものが持てない、杖歩行である点を、しっかり現在通院している大学病院のドクターにお伝えし、「肢体障害用の診断書」に線維筋痛症診断にあたり大切な、重症度分類ステージⅢを記載していただきました。又、しっかりと病歴就労状況等申立書に日常生活に支障があることを多く記載しました。
結果
障害基礎年金2級の受給が決定し、遡及請求も出来ました。
線維筋痛症は、治療方針が確立されていないため、毎月診察及び処方が必要であり医療費が重なります。
大変、本人様、ご主人様からも感謝の言葉を頂きました。
【線維筋痛症】
関節や筋肉、腱など全身の広い範囲に、3か月以上も激しい痛みが続く病気のことです。痛みに関連して、不眠やストレス、抑うつ状態を引き起こすこともあります。
原因はいまだ分かっていないことから、一般的に病院で行われる検査では異常が見られず正しい診断をすることが難しい病気です。そのため、多くの患者は診断がつくまでに複数の病院を受診し続けるといわれ、潜在(診断がつかない)患者を含めると、日本ではおよそ200万人の患者がいると考えられています。このうち80〜90%は女性で、特に30〜60歳の人によくみられることが特徴です。
線維筋痛症の治療では、線維筋痛症の主な症状である痛みを軽くし、日常生活に支障が出ない程度までコントロールするために行われます。患者の症状に合わせて主に薬物療法や非薬物療法が検討されます。
〇症状に関してはご本人様しか認識できない部分が多く、薬物療法が効かない方、日常生活に支障がある方は障害年金の受給の可能性があります。障害年金でも申請事例が少ない、認定の難しい疾病にあたります。
まずは、初回無料相談にお越しいただきましたら幸いです。