相談者:男性(40代)
傷病名:脳挫傷
決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級
支給月から更新月までの総支給額:約4,500,000円
相談時の相談者様の状況
国民年金に加入し就労していた。仕事帰りに、電車の駅ホーム上でふらつき、頭から転落、右頭部を強く打ちつけ、即意識不明となりA総合病院へ救急搬送。刺激を与えても無反応で意識レベル200の状態であった。家族に連絡が入り、家族が病院へ駆けつけた。頭部MRI・頭部CT等の検査の結果、「右急性硬膜外血種、両側前頭葉脳挫傷」と診断され、緊急手術となった。術後はIUCで経過観察を行い、脳の腫れが治まるまで要観察となった。事故からおよそ1ヶ月後に2次性水頭症を認め、シャント手術で水を抜いた。事故から6カ月後にBリハビリ病院へ転院、入院生活を続けた。寝たきり状態は継続しており、座位をとることもできず、職員が座位を全介助しリハビリを行った。Bリハビリ病院に転院してすぐ髄膜炎を発症し、意識レベル下がり、痙攣発作が出現、A総合病院へ搬送され、ICUにて治療を行った。その後もリハビリ病院へ転院入院しても髄膜炎を再発してA総合病院に戻り治療を行う状態を繰り返した。座位をとることすらできず、体位変換には全介助が必要、経口摂取できず栄養投与を行い、コミュニケーションはまばたきで行っている。細菌感染や2次性水頭症が再発する可能性もあり、医療的ケアを要する状態で医療スタッフに支えられ日々過ごし、事故から半年後に妻が来所された。
相談から請求までのサポート
相談者様は意思疎通も難しく寝たきり状態が続いていました。奥様が友人から当センターを紹介され、来所いただきました。相談者様は事故後からずっと寝たきり状態で意思疎通もままならず、病院内で全介助で生活を送っていました。A総合病院とやりとりし症状固定日を特定し、事故から1年後の状態を診断書に記載いただき、事故から1年後を障害認定日として障害年金請求手続きを行いました。
結果
障害基礎年金1級が決定し、子の加算も含め年間約1,500,000円が支給されることになりました。
本来障害年金は初診から1年半後を障害認定日として診断書を記載いただき、障害年金請求を行います。しかし脳疾患の障害等では治療を行ってもこれ以上回復の見込みがない場合、初診から半年以上1年半未満の症状で『症状固定』と判断されるとその日を障害認定日とし、より早い時期から障害年金の受給ができるようになります。
初回は無料で面談を行っていますので、ぜひご相談ください。