障害を負ってしまった時に年金を納めていなかったら、これだけの損失がある
前回のコラムでは、年金制度がどのような考え方によって作られたのかをご説明させて頂きました。
そこで今回は、年金制度が現役世代の若者達にも恩恵がある制度であることをご説明させて頂きます。
障害年金とは、障害を負ってしまわれた方々の生活を支えるために作られた仕組みです。
障害によって仕事が出来なくなったり、通院費用が高額になったりと、金銭的に余裕が無くなる場合が多いので、年金によってそれをサポートしていこうという趣旨があります。
したがって、今の生活が苦しいので、とてもじゃないけど65歳までなんか待っていられない。
そこで一定の手続きをクリアすれば、若い時からでもすぐにお金が貰える仕組みになっているのです。
仮に20歳でいきなり障害者になってしまい、障害基礎年金2級を貰い始めることになったとしましょう。
その方が80歳くらいまで生きたとするならば、だいたい4,600万円前後の障害年金を一生のうちに受け取れる計算になります。
これは相当大きい!まさに「自分のための年金」だと言えるでしょう。
ただし、これはきちんと年金保険料を納めていた人だけの話です。もし保険料を滞納していたら、この4,600万円が全てパアです。
「年金はお年寄りのためだけでなく、万が一の不幸に備えた自分のための制度でもある」。
そのことを理解しながら、きちんと年金保険料を納めていくようにしましょう。
…以上のように、年金制度は仕組みも考え方も非常に難解です。
国のホームページや専門書を読んでみてもサッパリ、なんて事のほうがむしろ多いくらいです。
年金制度そのものが難しいと思われている方、専門家による分かりやすい説明を受けるのが近道です。
詳しくは、当センターまでご相談ください。
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