相談者:男性(40代)
傷病名:網膜色素変性症
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約600万円(年額197万円/内加算額82万円)
相談時の相談者様の状況
もともと近視があり数年前より夜間の運転時に見づらさを感じていました。ある日運転中に横断歩道を渡る歩行者と接触事故を起こしてしまいました。視野障害が進んでいることに気づきコンタクトレンズ販売店と提携している眼科クリニックを受診。乱視が生じていると指摘されコンタクトレンズを新しく作り定期的に受診し様子を見ていました。視力は良くなったように感じたものの、やはり視野障害が進んでおり周囲が見づらくなり、物に躓くなどの症状がでており、仕事にも支障をきたすこととなりましたが、単に視力の低下によるものと思い込んで特に通院先を変えることなく数年が過ぎました。だんだんと周囲の見づらさが悪化し、別病院を受診したところ「網膜色素変性症」であると診断されました。目の症状のため、一般的な工場勤務の仕事が難しくなり退職。小さいお子様も数名おられ、これからの生活について非常に不安を感じておられました。
相談から請求までのサポート
目の障害は、認定基準が大きく変わりましたので、慎重に情報を収取しました。網膜色素変性症の初診日については、「具体的な症状が出現し、初めて診療を受けた日」が初診日とされていますが、主に視力矯正について診察されていたクリニックの初診日が認められるかどうかが重要と考え、それまでの視力の経過がわかる健康診断の記録等を添付し、病歴・就労状況等申立書に詳しく経緯を記載して請求しました。
結果
障害厚生年金2級の受給が決定し、約200万円の受給が決定しました。厚生年金加入時点で初診が決定したことで加算も多くなり、安心していただくことができました。